タルコフスキー監督「サクリファイス」を観ました

タルコフスキー監督《サクリファイス》をやっと見ました。
実は「鏡」しか見た事がなかったのです。

以前にタルコフスキー監督がシュタイナーの影響を受けていると”こうもりクラブメンバーズ”からお聞きしました。
早速シュタイナーとタルコフスキーについてググりますと、、、あれ?舟沢虫雄さんのブログに行き着いたではありませんか!
確かアスベスト館館長、元藤先生が亡くなられたすぐあとでしたから2004年のこと、棟方志功を題材とした舞踏公演「かぎろひ」の音楽を担当して下さったのが舟沢さんとの出会いです。風の音をシンセで弾いてしまう凄い耳をお持ちの音楽家です。その後も交流させて頂いておりましたが、このように新たな角度で出会い、シュタイナーのお話ができるなんて、とても嬉しく思います。
舟沢さんのライブでは私はたいてい眠りに落ちてしまうのですが、音が色彩に変わる体験をします。そこで見た色彩が同じライブ会場にいた友人と一致していたこともありました。

舟沢虫雄さんのCD「緑」

さて、《サクリファイス》ですが、自分が変わることがきっと世界に変化をもたらすと信じたい私にとって、夢であろうが狂気であろうが主人公が犠牲(サクリファイス)となって世界を変えた行為と映像の美しさ、特に最後の火事のシーンでは地水火風と人間の行為が結びついて目も心も奪われました。また、毎日小さな行為を儀式のように行うこともきっと変化をもたらすと考えました。
映画はなかなか見てこなかったのですが、たくさん見る事によって自分の中に何人も住まわせることができそうです。こうもりクラブメンバーズは実に映画に詳しくて、自分の世界を持っているけれど他人を受け入れるキャパも広くて、素敵なのですよ。映画が秘密なのでしょうか?私もそうありたいものです。

*写真はビデオパッケージより

アスベスト・中皮腫について知ってほしい!
こうもりクラブ:クラウドファンディング中
https://motion-gallery.net/projects/koomoriclub

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